未来の自分を創ることができるフランクリン・プランナーのバックボーンには、「7つの習慣」があります。フランクリン・プランナーには「7つの習慣」を実行し習慣化できるよう、さまざまな工夫が施されています。これこそが他の手帳と一線を画す大きなアドバンテージです。実行し続けることで他の手帳では得られない大きな効果を手に入れることができます。
未来の自分を創るには、「7つの習慣」を実践することが近道です。「7つの習慣」を一言で言えば、あなたの能力を最大限引き出すと同時に人格を鍛えることができるパラダイムです。その「7つの習慣」を日々実践するために開発されたツールがフランクリン・プランナーなのです。
「人生を大切にしたいなら時間を無駄遣いしてはいけない。人生は時間によってできているのだから」とベンジャミン・フランクリンが言ったように、人生は時間の使い方によって大きく左右されます。人生とは、タイム・マネジメントそのものです。人生をよりよく生きる上でタイム・マネジメントは必要不可欠であり、「7つの習慣」はタイム・マネジメントの原則を教えてくれます。
『7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版)の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士は、タイム・マネジメントについて次のように語ります。
時間管理の本質は、優先事項を決め、それらを中心に計画を立て、実行することである。優先事項を決めるにはまず、自分の価値観や最大の関心事を深く探り、明確にしなければならない。その価値観と関心事をもとに短・長期の目標と計画を立て、さらにスケジュールあるいは時間配分を決める。そして、もっと重要な事柄(緊急な事柄ではなく)が出現しないかぎり、自己を律して計画どおりに進めていかなければならない。
(第II 領域に取り組めば)効果性は驚くほど高まり、逆に危機や問題は対応できる程度まで減少していくだろう。なぜなら、あなたは根本原因に働きかけ、問題が発生する前に防止する手立てを講じているからである。
博士が語る第II領域とは、「7つの習慣」の中でタイム・マネジメントを実践するための重要な考え方である「時間管理のマトリックス」にある4つの領域のうちの一つです。「時間管理のマトリックス」は、緊急度と重要度に応じて第I領域〜第IV領域の4つの領域があり、優先事項を実施することができるよう時間配分を決めることができます(参照:「プランナー完璧活用術」第4回:毎週、時間管理のマトリックスを作成する)。
第II領域は緊急ではないが重要な事柄であり、予め時間を確保しておかなければ第I領域である緊急かつ重要な事柄によって時間がとられてしまい、なかなか実行することができません。第I領域は待ったなしの活動であり、自分か動かなくともせっつかれるので対応せざるを得ません。
タイム・マネジメントはスケジュール管理と誤解している人が多いようですが、本当は「コンパス(自分にとって本当に重要なこと)」を実現するために「時計(時間の使い方)」を使うこです。通常、コンパスと時計の間にギャップがあります。しかしこのギャップは、「より多くのことをより速く」(効率的に実行する)という従来型のタイム・マネジメントでは埋めることはできません。
それどころか、スピードを上げる(効率化する)ほどギャップは広がっていきます。これは、効率性と効果性のパラドックスと言われるものです。例えば、いくら早くはしごを登ることができても、間違った場所にはしごをかけていたら、登りたい場所に行けません。
つまり、欲しい結果を得るために何をするべきか、どこにはしごをかけるかを決めるのがコンパスなのです。時計はいかに効率よくはしごを登っていくかということになります。タイム・マネジメントはコンパスと時計がセットになっていないと、得たい結果を得ることができません。「7つの習慣」は、こうしたコンパスと時計を使いこなすための習慣です。
フランクリン・プランナーのリフィルには、「約束をし、それを守るということは、効果性の習慣を身につけるための基本的な好意である」といったコヴィー博士などの名言が印刷されており、「7つの習慣」の実践を助けてくれます。フランクリン・プランナーを活用することで「7つの習慣」を身につけ、未来の自分を創ることができるのです。
フランクリン・プランナーは、ビジネスやプライベートでの時間管理を学ぶためのセミナーをご用意しています。
「7つの習慣」をご自身で学んでいただけるよう編集しました。「7つの習慣」の中でも、理解を深めて自分のものにしていただきたい箇所ばかりですので、有効にご活用ください。