2020年、2021年と思わぬ事態に巻き込まれ、思ったような成長ができなかったと感じる人は多いでしょう。
2022年こそは、新たなことにチャレンジし、自分自身をバージョンアップしたいものです。
そのためには、基本的なことですが、「目標→計画→行動→再計画→行動」のプロセスを進んでいくしかありません。ただし、その内容はよく考えなければなりません。
これはKGI(Key Goal Indicator:重要な目標達成指標、具体的な数値目標)とも言われますが、できる限り数値で具体的に表すことです。「営業スキルを上げる」では、どこまで上げるのか、営業力とは具体的に何かが不明です。さらに、本当にスキルが上がったのか判断も難しいでしょう。
「現在のお客様からの紹介によって、20社へのプレゼンテーションを行う」であれば、具体的に数値になっていますから、達成できたかどうかわかりやすくなります。
そのときに忘れてはいけないのが、「なぜその目標なのか」です。
「数多くのお客様に貢献したい」「経済的に自立し家族を守るため」「ビジネスパーソンとして成長する」なのか、自分自身の価値観や責任と照らしあわせ、強い納得感を持つことが大事です。
逆に、立てた目標が、価値観や責任とかけ離れていることがわかれば、その目標は間違った目標ということになります。
日々の大切なことを実行するためのアイテムがすべて網羅されているのがスターター・キットです。
計画については人それぞれでしょう。自分の周囲を見渡し、そのような方法があるのか、じっくり調べてみましょう。きちんと調べれば、さまざまな方法があり、あなたにふさわしい方法がきっと見つかるはずです。
ここでも、KPI(Key Performance Indicators:目標達成に近づいているかどうかがわかる重要な指標、またはこの指標が達成できなければ目標達成にはおぼつかないという指標)と呼ばれるように、定期的に振り返ることができる数値目標が必要です。たとえば、「毎月1回、ビジネスの交流会にお客様と一緒に参加する」など、定期的に振り返ることができる「指数」を設定することが重要です。
いくら計画を立てても、動かないことには、結果が変わることはありません。この「行動」には3つ大切なことがあります。
まず、「行動することにコミットし、行動計画に落とし込む(スケジューリング)こと」です。
「やったほうがいいな」と考えていても、「本当にやる」と決意しなければ、行動に移されることはありません。
次に、目標達成につながることを「今、あるいは今日やる」ことを見つけ、行動することです。「明日からやろう」が実現されることはほとんどありません。
そして、行動における3つ目のポイントは、「1日の終わりに、今日の行動を振り返り、明日やるべきことを明確にしておく」ことです。
計画したことの振り返りがなければ、その計画は放置されてしまい、あなたの頭の中から離れてしまいます。
行動したにもかかわらず、目標に近づいていないと判断できるなら、迷いなく計画を変更しましょう。あなたにとって重要なのは、目標達成という結果であって、計画を守ることではないからです。
周囲の状況や環境は、日々変化します。堂々と計画を変更し、新たな行動計画を立ててください。