今回は、重要事項を優先するために実際にスケジューリングについて考えてみましょう。スティーブン・R・コヴィー博士は、スケジューリングをバケツに石を入れる例えを使って説明します。1週間の時間をバケツに、出来事や行動、予定を石に例え、その石の大きさはその予定の重要度を表します。
さて、あなたは様々な石をどのようにバケツに入れますか?
手元にバケツがあると想定しましょう。1週間という期間の中に、あなたには実に様々なこまかい予定や出来事があります。バケツの中に、そうしたこまかな予定、つまり小さな石か砂を先に入れてしまうと、すぐに半分ぐらい埋まってしまいます。
そうすると、あなたにとっての重要で大切なこと、「人間関係作り」「自己啓発」「健康な身体作り」「子どもとの時間」「将来の計画」といったようなこと、つまり大きな石が入るスペースがなくなってしまいます。
そして、あなたにとって重要なことが、また先送りされてしまうということになってしまいます。
ではどのようにしたら、たくさんの大きな石を入れることが出来るでしょうか? 大きな石を先にバケツに入れ、小さな石や砂を後から入れればいいのです。
時間管理にも同じことが言えます。たいして重要でない用事(=砂)を先にあなたの予定に入れてしまうため、肝心の重要な予定(=大きな石)に時間を割くことができないのです。
あなたにとって重要なことを実行しようと思うならば、まずそういった大きな石をあなたのスケジュールに先に入れることです。毎週決まった時間に15分~30分くらいの時間をとって、来週、本当に大切なことは何なのかを自分に問いかけ、実際のスケジュールに先に入れてください。
そして、そのあとに小さな石や砂を入れるようにしてください。そうすれば、あなたの1週間を効果的に過ごすことができます。
「週単位の計画は、1日単位の計画よりもはるかに生活のバランスがとりやすくなる。1週間は私たちの生活の基本的な単位であり、会社や学校と言った社会的な機関も暗黙のうちに週単位で運営されている。ほとんどの人は生活を週単位で捉えているのだ」
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第二の習慣 | 13 14 15 |
第三の習慣 | 16 17 18 19 20 |
第四の習慣 | 21 22 23 24 25 26 |
第五の習慣 | 27 28 29 30 31 |
第六の習慣 | 32 33 34 |
第七の習慣 | 35 36 37 |
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