Franklin Planner Time Management Magazine

2025.10.23

「マネージャーのための時間管理」自分の成長と部下の成長を両立する

時間管理において、自分1人のマネジメントだけ行っていればよかったのに対して、マネージャーとなると、部下の仕事まで管理することが必要になります。

複数の部下ができ、マネージャーともなると、仕事量が大幅に増加し、責任も増えます。

責任の範囲は、これまで自分一人であったことに対して、マネジメントをする部門全体の責任を担うことになるからです。そして、その部門の成果は自分自身の評価に直結します。

部下の成長を支援するための時間管理

時間管理において、自分1人のマネジメントだけ行っていればよかったのに対して、マネージャーとなると、部下の仕事まで管理することが必要になります。

マネージャーとしての役割のひとつに、自分の成長とあわせて、部下の成長を担うことが挙げられます。

当然、時間管理においても、自分がマネージャーとして成長するためのタスクや計画と同時に、部下の成長を支援する活動を計画する必要があるわけです。

当たり前のことですが、チームとして、より大きな成果を上げるためには、チームメンバーそれぞれが成長するしか方法はありません。成長の中身は仕事によってさまざまです。戦略のつくり方、情報や知識、業務遂行のスキル、コミュニケーション能力など、現在の仕事や戦略、メンバーの能力やスキルによって、伸ばすスキルを決める必要があります。

1週間単位での計画の前に1年後のゴールイメージ

自分の成長と部下の成長を考え計画を立てるには、1週間単位で考えるのが良いでしょう。

1日では、やることが決まっていることが多く、成長という「重要だが緊急ではない」タスクには、手をつけづらくなります。1か月の場合、目標に近いタスクになってしまい、具体的なタスクとしてスケジュールに落としづらくなります。1週間というスパンの中で、自分の成長、部下の成長の支援を計画するのが望ましいと言えます。
ただし、学びやスキルアップは、周囲から与えられるものではありません。上司として手伝うことができるのは、環境を整え、部下が主体的に学びたいと思うように導くことです。それは自分においても同じことです。自分でスキルを伸ばしたい、成長したいという欲求がないところに成長はありません。

そのためには、まず、半年や1年のスパンで自分が到達したいレベルを具体化するところから始めます。たとえば、「昨年、自分ではできなかった新規のプロジェクトを1年後にはクロージングできるようになりたい」「半年後には、○○について1時間程度の勉強会を講師として開催できるようになる」といったことでしょうか。

こうしたゴールを自分なりに明確にしたら、次に部下と共有

そこで、部下がまだ決めていないと言った際、「○○を目指すのはどう?」など、決して強要しないことです。その場では合意したとしても、結局はやらされ感を持ったままですから、実現することはまずないでしょう。また、ゴールイメージがあっても、想定しているゴールと異なる場合もあります。そのときも、「こうしたら?」と言わず、ゴール設定を任せることが重要です。自己決定してもらうことは、モチベーションに大きな影響を与えます。

そして、ゴールが決まれば「そのゴールに近づくために、どういうサポートが必要?」と聞きます。

ゴールにたどり着かないことが他者の責任(結果、マネージャーの支援がなかったからできませんでした)にならないように、支援内容に気をつけながら、できるサポートを決めます。

1週間単位での計画

ここでようやく1週間の計画ができる準備ができたことになります。自分のゴールに関しては、近づくためのタスクを、1週間に最低1時間は確保するようにしましょう。1週間のなかで成長に関するタスクがなければ、来週も同じ能力で仕事に対応することになります。つまり、今週も来週も出る成果は同じです。

部下に対する支援も、1週間に最低30分は確保しましょう。偶然サポートにつながったというタスクではなく、部下の成長を考えて計画を立てるということが重要なポイントです。つまり戦略的だということです。戦略(計画)を立てていれば、うまくいかなかったときは振り返り、戦略を変更することができますが、いきあたりばったりの行動では、それができません。

マネージャーの仕事で重要なことはバランスです。成果を出しながら、業務も効率化し、新たなチャレンジもしつつ、メンバーを成長させることも必要です。

日々の成果を出す活動は、計画を立てなくても、向こうからタスクが飛んできます。しかし、業務の効率化や新しいことへのチャレンジ、メンバーの成長のためのタスクは誰からも直接的には指示はきません。計画を立て、スケジュールに落とし込まない限り、実行されることはありません。しかし、マネージャーの役割として担うべき事柄です。つまり、定期的なマネージャーの評価項目として必ず存在します。

1週間を計画するときは、活動のバランスを意識するようにしましょう。します。そして「私はこういうゴールを定めているけど、君は自分の1年後にどういうイメージを持っている?」と問いかけます。

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